
「選べ――悲劇の記し手を
殺すのか、生かすのか」
不可視の棘に苛まれる土蜘蛛。
偽りの覚醒に翻弄される白沢。
宝物に日常を蝕まれた星精。
全知の瞳に呪われた求聞持。
舌禍を代弁される女神。
本来であれば彼女たちが恐怖することはなかったソレ。だが、己の有り様ですらあったソレに裏切られたときにこそ、人はソレを「最も恐ろしい」と感じるのだ――。
少女たちの抱く「最も恐ろしいもの」に着目した、幻想少女恐怖シリーズ総集編第四弾。
- 初版:博麗神社例大祭22 せ14ab
- 頒布価格:2500円
- 装丁
- 文庫688P
- 内カラー口絵6枚(各巻表紙絵)
- 収録作(別タブでサンプルを開きます)
- 黒谷ヤマメは病が怖い
- 上白沢慧音は智が怖い
- 三月精の日曜日
- 稗田阿求は覚が怖い
- 稀神サグメは真が怖い
- あるいは押し付けられた観測(書き下ろし)
- 本文:五十嵐月夜
- 絵: 紅月カイ
- 委託: メロンブックス