入手した情報を元に、メリーと共にオカルトの調査をすべく奈良県は三輪山にやってきた蓮子。
 道中で結界の境も見つけ、秘された何かへの期待は高まっていた。
 夜半に山に侵入することに成功した蓮子だったが、出くわした怪しげな猫を追いかけているうちにメリーとはぐれてしまう。
 星と月から位置と時刻を割り出す力を頼りに、合流するべく夜空を見上げるが、猛烈な不快感
 ――そして、まともに位置も時間も分からないという現実が彼女を襲う。
 自分がどこにいるのか分からない。
 今がいつなのかさえ分からない。
 星空の下ではあり得なかった感覚に混乱する蓮子は、延々と変わらない風景の続く三輪山を彷徨い、疲弊していく。
 やがて朝を待ちわびるようになるも、彼女を待っていたのは太陽ではなく、さらに理解を超えた、祈りをも砕く現実だった。
 少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第11弾。

仕様:文庫140P
初版:コミックマーケット91一日目メ39a
頒布価格:500円
本文:五十嵐月夜
絵: ZYANNA
委託: メロンブックス
DL版: メロンブックスDL BOOTH
同時頒布: 総集編『幻想少女は其が怖い』
サンプル: 一章まるごと (pixiv)